目覚め 過ぎし日のこと 少年は刹那にして男になった 我が人生の目覚めかな 眼前に拓ける世界 馬を従え百姓が 額に汗して踏み立つ初の峠 水に恵まれ畝の波打つ 大地眼下に 受けて立つのは 未開の山腹 鋤に抗う岩肌 立ち込める雷雲に 露骨に聳える黒き頂 いざ耕せ男よ不屈なら | Entry #29851 — Discuss 0 — Variant: Standard-Japanjapajpn
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始まり ずいぶん昔 少年だった僕は突然大人になった。 唐突に始まった自分の人生! 目の前に世界が開けた- そこには 馬たちの脇に立つひとりの耕作者 肥沃な土地をあとにして 裾野の谷間を耕し 初めての丘の上に汗をかいている 耕(たがや)すべき山腹を見れば 鋤(すき)を刃こぼれさせる不毛の岩 空にとどろく雷鳴 頭上には黒々としたむき出しの峰も 待ちかまえている - 彼が耕しに挑むならそれでよい! | Entry #30452 — Discuss 0 — Variant: Standard-Japanjapajpn
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芽生え いつの頃だったか、それは儚かった。 少年は目覚め にわかに自らの足で歩み出し、 あらゆるものが目に映る— その無垢な田舎者、丘のてっぺんで 愛馬を傍らに初めて汗をにじませた。 河原を下れば、 すでに手を付けた谷間。 ほかに耕せる山腹があるのは分かっちゃいるが、 何の命も宿りそうもない岩が鍬の刃を鈍らせる 空で轟く雷、 黒く、むき出しの山が彼の前に立ちはだかる。 さあ、おいで! —挑めるなら、やってもらおうじゃないか! | Entry #30506 — Discuss 0 — Variant: Not specifiednone
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はじまり 遠い昔、あるとき気付いた 少年だった僕は大人になりかけていた 突然、人生が始まった! 目の前に広がる世界 男は犂を引く馬のそばに立つ 最初の丘の上で額に汗をかいている 流れに任せてたどり着き 谷間の溝で決意をする 耕すべき山の中腹を眺めれば はばかる不毛な土地は岩だらけ 不穏な天候、雷が光る 真っ黒な裸の頂きが彼の頭上にそびえ 彼を待っている できるものなら耕してごらん! | Entry #30514 — Discuss 0 — Variant: Kansaikansjpn
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で決意をする | Mistranslations 「決意」がどこから来たのか分かりません。 | Mami Yamaguchi No agrees/disagrees | |
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芽生え 遠い昔のある刹那 僕は男と成り 突如生きた心地 世界の肌に触る 馬と立つ百姓 汗しとど 一の丘の額 河原を発ち ぼろぼろの谷間に 耕すべき山のなぞえを見る 刃こぼれしそうなからからの岩山 ゆらゆらと雷はうるさい 見上げればむき出しの黒い峰 奴を待っている ―こいつが腹をくくったら耕させてやれ! | Entry #29602 — Discuss 0 — Variant: Not specifiednone
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僕は男と成り | Good term selection これは詩ですので、わざわざ「少年(だった)」を入れなくても、「僕は男と成り」の一言で、うまく少年(僕という言葉で'boy'の表現は十分では?)から成人したことを表していると思います。 | Mami Yamaguchi No agrees/disagrees | |
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僕は男と成り | Omission The boy I wasが抜けている | Yoriko Mizuno No agrees/disagrees | |
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これから 数年はほんの一瞬の事のように あの時の少年はもう一人前になっていた。 そうした中で、私の人生は突然始まった! 私の目の前に広がる世界は、そう 農夫は馬の側で 谷間に溝をかき、 そして耕す山肌を見る。 不毛の岩で収穫はそう望めそうにない 宙に舞う雷鳴、 彼の上に剥き出しの黒い峰 それでもなお待つ。 敢えて、彼に耕してもらおう! | Entry #30409 — Discuss 0 — Variant: Standard-Japanjapajpn
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